電子書籍は別作品? それともサブライセンス商品? 米大手出版社Harper Collinsと元CEOの会社が法廷対決へ

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【編集部記事】米国の出版業界誌「Publishers Weekly」によると、大手出版社HarperCollins(本社:米国ニューヨーク州)は現地時間の12月23日、同社の元CEOが経営する電子書籍出版社Open Road Integrated Media社(同)を著作権侵害で提訴したとのこと。

 報道によると、Open Road Integrated Media社が今年8月に名作児童書「Julie of the Wolves(邦題: 狼とくらした少女ジュリー)」の電子書籍版を発売したところ、HarperCollins側が1971年当時の出版契約書を根拠に、そもそも作家本人に電子化の権利はなく、Open Road側の作品は盗作であると主張している模様。Open Road側は作家団体The Authors Guildの弁護団を味方に付け、法廷で受けて立つ模様。

 電子書籍と出版契約を巡る騒動はもはや珍しくないが、現地出版関係者の間では、このケースは大きく注目されているという。その理由は、1971年当時の出版契約書ながら1)「コンピュータ向け」に関する制限条項が確かに存在する、2)しかしそれがサブライセンス許諾対象であると明記されていない、の2点。つまり、契約書に明文化されていない場合に、電子書籍は「紙書籍のサブライセンス商品」なのかそれとも「まったく別作品」なのか、という点が争点になるだろうとのこと。この難問を司法がどういう判断を下すのか、今後の展開が注目される。【hon.jp】

問合せ先:米Publishers Weeklyサイトの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/copyright/article/50146-open-road-lawyers-up.html

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