デジタル音楽の中古ライセンス競売ベンチャー米ReDigi社「裁判で勝ったら、電子書籍にも参入する」

noteで書く

《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》

【編集部記事】米国の出版業界誌「Publishers Weekly」によると、デジタル音楽のライセンス競売仲介ペンチャーのReDigi社(本社:米国マサチューセッツ州)は電子書籍市場への参入も検討中とのこと。

 ReDigi社はデジタル音楽のライセンス権をユーザー間で売買できる「ReDigi.com」サイトの運営会社で、昨年10月にオープン。その直後から音楽レーベル会社Capitol Recordsから著作権法違反で訴えられ、現在係争中となっている。注目の裁判は10月にも開廷する予定だが、Publishers Weekly誌のインタビューに対し、元MITの研究者でもあるOssenmacher社長は「裁判で勝利したら、電子書籍部門も立ち上げる」と明言している模様。

 ReDigi社は自社はあくまでも“単なる取引所”である主張しているが、最近ではパートナー契約した作曲家へのライセンス還元サービスも開始。Capitol Records社による営業差し止め申請を裁判所が2月に却下されたという勢いもあり、今後の裁判動向はまさに五分五分状態。現在、もっとも注目すべき企業の1つだ。【hon.jp】

問合せ先:米Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/retailing/article/53334-redigi-plans-to-sell-used-e-books.html

noteで書く

広告

著者について

About hon.jp Staff 7938 Articles
株式会社hon.jp(2018年3月31日で解散)スタッフによる記事のアーカイブです。ニュースメディア「hon.jp DayWatch」はNPO法人HON.jpが事業継承し、2018年10月1日より「HON.jp News Blog」へ名称変更、リニューアルして運営しています。リンク先が消えている場合は、Wayback Machineなどを利用すると、当時の記事が掘り出せるかもしれません。
タグ: