「読者の行動ログを出版社に見せてはならない」電子フロンティア財団がGoogle Book Searchに関して警告

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【編集部記事】インターネットユーザーの権利保護活動を展開する市民監視団体の電子フロンティア財団(Electronic Frontier Foundation、本部:米国カリフォルニア州)は現地時間の23日、Google社の書籍検索サービス「Google Book Search」にプライバシー保護の面において問題があるとの警告を発表した。

 発表文によると、Google Book Searchの現行のプライバシーポリシーでは、ユーザーの読者行動などのログデータが出版社や第三者に提供される可能性を指摘。読書とはそもそもプライベートな行為であり、誰がいつどのページを読んだかなどといった情報は、出版社等に一切知らせてはならないと主張。そして、もしこの問題が解決されない場合は、Google Book Search和解案そのものを不当とする市民代表訴訟も辞さないとしている。

 電子フロンティア財団はインターネット上での個人の権利を守るためにさまざまな活動を行っている市民団体で、とくにP2P・表現の自由などをテーマにした問題などでの活動が有名。
【hon.jp】n

問合せ先:電子フロンティア財団の警告ページ( http://www.eff.org/issues/privacy/google-book-search-settlement

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