米AAPがサブスクリプション制の電子書籍も試験的に追跡、市場規模の把握が困難になる中

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【編集部記事】電子書籍の台頭で正確な市場規模が把握しづらくなる中、米国の出版社業界団体の1つであるAssociation of American Publishers(本部:米国ニューヨーク州)が現地時間6月10日、年間の業界統計レポート「StatShot Annual」でサブスクリプション制の電子書籍も実験的に追跡開始したことを発表した。

 StatShot Annualは、会員社1,800からアンケートおよび公開されている各社の財務情報などを元に、書籍業界の市場統計を取っている年度レポート。今回発表された2014年結果では、会員20社を対象に、サブスクリプション制の電子書籍売上も試験的に追跡しているという。

 なお、本統計はすべて出版社純売上(卸売)ベースであるため、小売ベースでの金額はさらにこの2倍強程度になっているものと推測される。また、電子書籍市場の半数近くにまで急成長した個人作家などによる電子書籍の売上数字はまだ含まれていない。【hon.jp】

問合せ先:米AAPの発表( http://publishers.org/news/us-publishing-industry%E2%80%99s-annual-survey-reveals-28-billion-revenue-2014

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