米大統領の悪事を暴いた内部告発者のプロフィールをニューヨーク・タイムズが報道

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 「ドナルド・トランプ大統領はゼレンスキーウクライナ大統領との電話会談で、同国が対ロシア防衛戦に必要な国際援助金と引き換えに、次期大統領選の有力ライバルとされるジョー・バイデン前副大統領とその息子ハンター・バイデンの身辺調査をするように促した」ことを内部告発し、米議会による弾劾措置を誘発した告発者(whistle blower)は、ホワイトハウス付きのベテランCIA調査官で、欧州、特にウクライナ情報に詳しい人物であると有力紙ニューヨーク・タイムズが報道したことが、マスコミとして正しかったのかが問われている。

 トランプ大統領は既に、非公式の席で「この告発者に情報を漏らした者はスパイ同然であり、昔なら死刑に処されていた裏切り者だ」と発言しており、告発者担当の弁護士は「彼のキャリアに傷がつき、身に危険が及びかねない」と懸念を表明している。またSNSでは #CancelNYT というハッシュタグで、ニューヨーク・タイムズをボイコットしたり、編集主幹ディーン・バケットの辞任を要求する者も出てきた。

参考リンク

内部告発者について書かれたニューヨーク・タイムズの記事
https://www.nytimes.com/2019/09/25/us/politics/trump-ukraine-whistleblower.html
マスコミの倫理問題を扱うiMedia Ethicsの記事
https://www.imediaethics.org/new-york-times-defends-publishing-details-about-whistleblower/

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About 大原ケイ 209 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。

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