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「ドナルド・トランプ大統領はゼレンスキーウクライナ大統領との電話会談で、同国が対ロシア防衛戦に必要な国際援助金と引き換えに、次期大統領選の有力ライバルとされるジョー・バイデン前副大統領とその息子ハンター・バイデンの身辺調査をするように促した」ことを内部告発し、米議会による弾劾措置を誘発した告発者(whistle blower)は、ホワイトハウス付きのベテランCIA調査官で、欧州、特にウクライナ情報に詳しい人物であると有力紙ニューヨーク・タイムズが報道したことが、マスコミとして正しかったのかが問われている。
トランプ大統領は既に、非公式の席で「この告発者に情報を漏らした者はスパイ同然であり、昔なら死刑に処されていた裏切り者だ」と発言しており、告発者担当の弁護士は「彼のキャリアに傷がつき、身に危険が及びかねない」と懸念を表明している。またSNSでは #CancelNYT というハッシュタグで、ニューヨーク・タイムズをボイコットしたり、編集主幹ディーン・バケットの辞任を要求する者も出てきた。
参考リンク
内部告発者について書かれたニューヨーク・タイムズの記事
https://www.nytimes.com/2019/09/25/us/politics/trump-ukraine-whistleblower.html
マスコミの倫理問題を扱うiMedia Ethicsの記事