大手6社が揃う、米Random House社も電子書籍の価格方式についてはエージェンシー・モデルを選択

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【編集部記事】独Bertelsmannグループの大手出版社Random House社(本社:米国ニューヨーク州)は現地時間の2月28日、3月1日から同社発行の電子書籍の価格決定について、出版社自らが小売価格を決定するエージェンシー・モデルに移行することを発表した。

 「エージェンシー・モデル」とは、小売価格を書店ではなく出版社が設定する方式。日本とは異なり、米英の出版業界ではほとんど馴染みのないビジネス方式だが、電子書籍の価格についてAmazon社の影響力が強いことを牽制するため、他の大手5社はこの方式での販売を選択していた。態度を保留していた最後の大手出版社であるRandom House社も移行を決めたことで、ついに大手6社の足並みが揃ったことになる。

 本件について、全米書店組合のAmerican Booksellers Association(本部:米国ニューヨーク州)も歓迎の声明を発表している。【hon.jp】n

問合せ先:米Random Houseのプレスリリース( http://www.randomhouse.biz/media/pdfs/RHInc-Ebook-Sales.pdf ※注意:PDF形式)

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