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【編集部記事】ドイツの出版業界ニュースサイト「buchreport.de」によると、図書館での電子書籍貸し出しを巡り、オランダの公共図書館協会と複写権徴収団体が今年3月からEU司法裁判所(本部:ルクセンブルク大公国)で争っていた件について、判決が出たとのこと。
EUは2006年、民間での書籍レンタルについての可否は著作権者に判断を委ねつつも、公共図書館に限りその除外対象とすべきと加盟国に指令を発している。しかし、電子書籍の取り扱いについては文中に含まれていなかったため、オランダ国内ではその解釈を巡り公共図書館協会Vereniging Openbare Bibliotheken(本部:オランダ・デンハーグ市)と複写権徴収団体Stichting Leenrecht(本部:オランダ・北ホラント州)で解釈に相違が発生し、EU司法裁判所で雌雄を決することとなった。
今回の判決により、「紙書籍のように、1作品の同時閲覧者数を1名に制限できるのであれば、2006年のEU指令が適用される」と図書館協会側の主張が認められた。【hon.jp】
問合せ先:buchreport.deの記事( https://www.buchreport.de/2016/11/10/e-books-und-gedruckte-buecher-bei-ausleihe-gleich-behandeln/ )