野尻抱影『日本の星』―― 松岡正剛の電読ナビ
1月14日号 冬本番、夜はひたすらコタツから離れがたいものですが、一方、天体少年たちにとっては、澄み切った空のもと、星見三昧にふける絶好の季節でもあるんです。そこで今日は、千の夜を彩るたくさんの本の中からこの一夜をご紹介。日本が誇る「天体民俗学者」である野尻抱影が、ひたすらに日本の星言葉で天体を覆いつくした爽快な一冊です。編集者・松岡正剛がその本づくりを心から慈しんだという永遠の天体少年翁は、い […]
1月14日号 冬本番、夜はひたすらコタツから離れがたいものですが、一方、天体少年たちにとっては、澄み切った空のもと、星見三昧にふける絶好の季節でもあるんです。そこで今日は、千の夜を彩るたくさんの本の中からこの一夜をご紹介。日本が誇る「天体民俗学者」である野尻抱影が、ひたすらに日本の星言葉で天体を覆いつくした爽快な一冊です。編集者・松岡正剛がその本づくりを心から慈しんだという永遠の天体少年翁は、い […]
1月7日号 明治36年(1903年)1月7日、今から102年前のこの日、森鴎外の長女として森茉莉は生まれました。華麗で幻想的、独自の耽美世界を構築した小説家・茉莉を支えたのは、偉大な文豪の父の影への思慕だったこと、また、その強い思いを持ちえた茉莉の夢想の魔力に満ちた破格の生き方が、この「千夜千冊」で描かれます。後半では驚くべき後半生の様子が紹介されますが、そこに登場する茉莉のエッセイ『贅沢貧乏』 […]
12月31日号 静かで美しく、厳粛な光にあふれた朝。日本の元日の雰囲気は、登山家たちが味わう冬山の空気とどこか似ていますね。新しい一歩を踏み出す年のはじめにぜひ紹介したいのが、この一冊。明治期に宣教師として来日し、日本アルプスの名を広め、日本近代登山の父となったイギリス人が残した記録です。『千夜千冊』は、寡黙に日本の山を歩き続けた登山家の淡々として一途な記述を浮き彫りにし、清冽な歩みの持つ重さを […]
一夜一冊、4年半にわたって書き継がれ、2004年に千冊に到達した「松岡正剛の千夜千冊」は、文芸、科学、思想、アートなど幅広いカテゴリーの本を卓抜なテキストでガイドするweb最高のブックナビゲーション・アーカイブです。この中から毎週1冊をセレクトし、『千夜千冊』の抜粋と関連書紹介で、あなたの電読生活を強力応援します。第1回は、新札登場で脚光を浴びる、明治の驚くべき女性が生んだ、不朽の小説をどうぞ。
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