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【編集部記事】電子書籍ニュースサイト「Digital Book World」によると、業界標準電子書籍ファイルフォーマット「EPUB」を推進するIDPF(本部:米国ワシントンD.C.)が6月に発表した、来年1月にもWorld Wide Web Consortium(本部:米国マサチューセッツ州、以後:W3C)との統合計画について、延期を要請するWeb署名活動がスタートしたとのこと。
IDPFでは、規格化を進めている現EPUB 3.0.1の次バージョン「EPUB 3.1は」に向け、OpenWebへの対応を急いでおり、3年前からW3C技術メンバーとの共同作業を多方面で進めていた。今回、規格化作業をスピードアップするため、組織の統合が必要であると判断。しかし、IDPF会員の中にも反対派が多数おり、それが今回のWeb署名活動につながった模様。
Web署名活動ページには延期を要請するいくつかの理由が記載されているが、興味深いのがW3Cの年会費の高さ。現IDPFでは非営利団体向けの会員費は775ドル(約8万円)だが、W3Cは7,900ドル(約82万円)で、脱退の選択を余儀なくされる団体や中小ベンダーがほとんどとのこど。【hon.jp】
Digital Book Worldの記事( http://www.digitalbookworld.com/2016/proposed-idpf-w3c-merger-significant-move/ )