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【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、個人作家向け電子書籍市場調査サイト「Author Earnings」が米国Amazonサイトの電子書籍ストアに関する新しい調査レポートを公開した模様。
Author Earningsサイトは、個人作家Hugh Howey氏がAmazon.com用Webクローラーを自作してKindle個人作品市場の成長度合いを調査・分析しているもので、レポート第一弾から、無名の個人作家たちがAmazonの電子書籍コーナーを実質掌握していることを明らかにし、米AAPや英Neilsen Booksのレポート数値があえて非ISBN書籍をカウントしないことで恣意的操作されていることを指摘していた。
最新版では、同サイトが2014年からクローラー調査を開始してから初めて、販売部数ベースで市場シェアを圧倒していた個人作家作品のシェア低下を感知。代わりに中小出版社が健闘しているとのこと。The Digital Readerサイトでは、Amazon社が電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」参加作品を優先表示させるようにWebデザイン変更したことに、中小出版社のほうが積極対応できていることが一因ではないかと推測している。【hon.jp】
The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/10/12/author-earnings-report-october-2016-foretells-chaos-panic-disorder/ )