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【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Teleread」によると、Literature & Latte社(本社:英国コーンウォール州)が販売する人気Mac/Windows向け小説・脚本執筆ソフト「Scrivener」のEPUB出力機能が発火点となり、電子書籍制作・ビューワ関係者の間で大議論が勃発しているとのこと。
発端となったのは、ScrivenerのEPUB電子書籍ファイル出力機能で生成された電子書籍の「空行」が、主要電子書籍ビューワで無視されるというユーザーの指摘から始まった。結果的に、Scrivener内部のEPUB変換機能が一旦RTF形式に変換後で行なわれているため、空行がHTMLの「HR」タグではなく「Pタグで囲まれた空スペース」と記述されることが原因だが、それが哲学論争に飛び火。
EPUB電子書籍制作関係者やビューワ開発関係者の間で、「Pタグ使用はセマンティックWeb的に間違っている」派vs.「それでも表示させるのがビューワ開発者の役割」派と哲学議論に発展し、さらには「そもそも書籍文化とWeb文化を融合させようとすること自体が強引すぎたのでは」という議論にまで進んでいるとのこと。【hon.jp】
問合せ先:Telereadの記事( http://www.teleread.com/blank-line-issue-pits-scrivener-against-epub-standards/ )