《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》
【編集部記事】英The Booksellerによると、英語圏出版最大手のPenguin Random House社(本社:米国ニューヨーク州)は現地時間12月31日、傘下の個人出版大手Authors Solutions社(本社:米国インディアナ州)をファンドに売却したとのこと。
Authors Solutions社は合併前の旧Penguin社(本部:英国ロンドン市)側が2012年に買収した、プロフェッショナル書専門の個人作家向け書籍・電子書籍出版の大手で、当時の買収金額は1.16億ドル(約137億円)。しかし、買収前から作家たちの間では自費出版社ライクな強引な有償サービス押し売りで悪評が高く、出版タイトル数が激減。また、Penguin Random House社から旧Penguin側の親会社である英Peasonグループが撤退する噂が浮上しており、それに向けた社内政治もあって早々の売却を決断した模様。
CEOは引き続き旧Penguin側のAndrew Phillips氏が担当する予定。売却先は独立系ファンドのNajafi Companies(本社:米国アリゾナ州)で、売却金額は明らかにされていない。【hon.jp】
問合せ先:英The Booksellerの記事( http://www.thebookseller.com/news/prh-sells-author-solutions-319499 )