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公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所は3月25日、2025年2月期の販売概況を発表した。
概況
「出版指標マンスリーレポート」2025年3月号によると、2025年2月期の紙書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は890億5600万円で前年同月比7.5%減、書籍は588億4600万円で同6.2%減、雑誌は302億1000万円で同10.1%減だった。
雑誌の内訳は、月刊誌が同8.8%増、週刊誌が同16.9%減。前年がうるう年で1日少ないことに加え、雑誌扱いコミックスの推定発行部数が約15%減と低調であることが影響しているという。返品率は、書籍が同0.9ポイント減の30.1%、雑誌は同1.2ポイント増の44.0%だった。
2月期の書店店頭での売れ行きは、書籍が約6%減で、文芸約6%減、文庫本約12%減、ビジネス書約1%減、学参約1%増、児童書約7%減、新書本約18%減。雑誌は定期誌が約7%減、雑誌扱いコミックスが約5%増、ムックが約13%減。
なお、出版科学研究所による紙書籍雑誌推定販売金額は取次ルートのみで、近年増加している出版社と書店の直接取引や出版社による直接販売は含まれていない。雑誌にはコミックスの約9割が含まれる。また、電子出版市場は1月と7月の年2回発表される。
推移グラフ
書籍雑誌
書籍
雑誌
出典
出版指標マンスリーレポート