オープンアクセス化の波に飲み込まれる前に、学術ジャーナル出版大手の独Springerは売却をやめてIPOへ

《この記事は約 1 分で読めます(1分で600字計算)》

【編集部記事】米Bloomberg報道によると、昨年から続いている科学・医学分野の学術書籍・学術ジャーナル出版大手のSpringer Science+Business Mediaグループ(本社:ドイツ・ベルリン市)の売却話がうまくいかず、IPOする方針に変更されたとのこと。

 Springerは、日本にも支社がある学術ジャーナル界では世界第2位の出版社グループで、2000年前後まではドイツのメディア大手Bertelsmannグループの傘下にあった。その後、株主が転々とし、現在の大株主であるスイスの投資ファンド会社EQTとシンガポールGIT社。

 電子ジャーナル界は昨年あたりからオープンアクセス化への業界シフトに揺れており、大株主2社は業績が好調な今のうちに売却したほうが得策と考え売却先を探していたが、交渉がうまくいかず、IPOする方針に切り替えた模様だ。【hon.jp】

問合せ先:米Bloombergの記事( http://www.bloomberg.com/news/2013-06-14/springer-science-decides-to-focus-exclusively-on-ipo-plan.html

広告

著者について

About hon.jp Staff 7938 Articles
株式会社hon.jp(2018年3月31日で解散)スタッフによる記事のアーカイブです。ニュースメディア「hon.jp DayWatch」はNPO法人HON.jpが事業継承し、2018年10月1日より「HON.jp News Blog」へ名称変更、リニューアルして運営しています。リンク先が消えている場合は、Wayback Machineなどを利用すると、当時の記事が掘り出せるかもしれません。