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【編集部記事】英国「The Bookseller」の記事によると、欧州委員会(EC)は現地時間2月21日、2年前から欧州圏で問題となっている電子書籍への付加価値税(VAT、日本でいう消費税)問題に関連し、フランス/ルクセンブルクの2国を相手に提訴した模様。
EU加盟国では原則として、紙書籍の付加価値税は平均5.5%前後と低いが、電子書籍は欧州委員会(EC)の取り決めにより「文化財」とみなされないため、付加価値税は20%前後と高い。しかし、フランス/ルクセンブルクの2国はこれを不服として、昨年1月からそれぞれ7%/3%に下げていた。
結果、Apple・Amazon・Sonyなど電子書籍大手グループは欧州向け電子書籍販売サイトの登記をルクセンブルクに置き、欧州委員会は税率見直しを何度か要請していたが、両国ともまったく応じなかったため、EC裁判所で決着を付ける方針の模様。【hon.jp】
問合せ先:英The Booksellerの記事( http://www.thebookseller.com/news/ec-confirms-crackdown-e-book-vat.html )