米AAPが2012年前半期の書籍売上状況を発表、電子書籍は前年同期比で+52%の成長

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【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Digital Book World」によると、米国の出版社団体Association of American Publishers (本部:米国ニューヨーク州、以後:AAP)が2012年6月末時点の米国内の書籍販売状況を明らかにした模様。

 それによると、電子書籍は今年1〜6月の間、前年同期比で+52%成長の7.68億ドル(約605億円)を記録。ここ数年はKindleブームにより2倍以上の成長を当たり前のように続けていたため、久しぶりのスローペースとなったとのこと。電子書籍部門でジャンル的に成長著しかったのは児童書&ヤングアダルト書部門で、前年同期比で+252%だった。

 結果、書籍業界全体の売上高に占める電子書籍の売上比率は25%にまで伸びている計算になるという。なお、本統計はすべて出版社純売上(卸売)ベースであるため、小売ベースでの金額はさらにこの2倍強程度になっているものと推測され、さらにKindleやNook等で販売されている大量の個人作家作品の売上高は含まれていない。【hon.jp】

問合せ先:Digital Book Worldの報道( http://www.digitalbookworld.com/2012/childrens-e-books-surge-in-first-half-of-2012-paperback-sales-sag/

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