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【編集部記事】今年の米Amazonの電子書籍部門ランキングNo.1作品となった「The Mill River Recluse」の著者Darcie Chan氏だが、個人作家としてどのようにして作品をネット上でプロモーションしたのかが米Wall Street Journal紙の記事に書かれている。
同紙記事によると、弁護士でもあるChan氏は政府系職員として働いていたが、2002年頃から医師である夫が夜勤のため帰宅が遅くなり、空き時間をつぶすために小説執筆を始めたとのこと。「The Mill River Recluse」は昔故郷で起った実際の事件をインスピレーションに、2年半ほどかけて執筆。しかし、原稿自体は出版社すべてに相手にされず、そのまま5年間ほど放置。
昨年、ふと電子書籍ブームの噂を聞き、Photoshopで表紙を作り、Amazon・Barnes & Noble・Smashwordsにファイル納品。価格を99セントに下げた途端に読者からのレビュー評価が上がり始めたため、「プロモーションすればもっと売れる」と直感し、ネット上の複数の人気書評サイトに数百ドル単位で広告料を払い、書評記事を書いてもらったとのこと。結果、電子書籍の販売部数が伸び、新聞社の書籍ランキングにも入るようになり、現在は映画化のオファーまで来るように。
続編も検討中のChan氏だが、本人によると本職はあくまでも弁護士で、現在も小説執筆はホビーであるとしている。【hon.jp】
問合せ先:Wall Street Journalの記事(http://online.wsj.com/article_email/SB10001424052970204770404577082303350815824-lMyQjAxMTAxMDEwMzExNDMyWj.html? )