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浅野いにおは、文章もすごい。初めてのエッセイ集。
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書誌情報や表紙は本稿執筆時点のものであり、刊行時には変更されている可能性がありますのであらかじめご了承ください。
漫画家入門
浅野いにお/筑摩書房
内容紹介
若者を中心に圧倒的な人気を誇る漫画家・浅野いにおによる、初めてのエッセイ集が刊行されます。『漫画家入門』というタイトルとはほど遠い……とも思えるありふれた生活の実態と、その中で見つめた「漫画を描くことについて」が日記形式で淡々と書かれています。著者の作風にも通じる空気感をもつ文章に、webちくまでの連載時から大きな注目が集まっていました。
浅野いにおがデビューした90年代、漫画が「ダサい」ものだった時代から、漫画はどのように変わってきたのか。そして漫画の未来について著者はどう考えているのか。漫画が日本を代表する文化となった今、カルチャー論としても必読です。若手漫画家に「なんのために漫画を書いているのか」と問われたとき「漫画を殺すために」と浅野は答えました。その言葉の意味とは。世代を代表する漫画家が書く、時代の空気感をとらえる筆力が存分に発揮された初エッセイ集です。
【抜粋】
なんとはなしに献本された漫画雑誌をパラパラとめくってみると、いずれも漫画としてはよくできているとわかるのだが全然頭に入ってこない。漫画家として大変に矛盾をはらんでいるが、年々フィクションに対する拒否感が強まっている。 漫画より現実のほうが俄然面白いのだ。たとえそれが寝てばかりの生活だとしても。 (本書より)
【目次】
第一章 家を買う
(コラム)教習所に通う
第二章 偶然、漫画家になった
(コラム)カナダ
第三章 二度目の結婚
(コラム)鶏の唐揚げ
第四章
出版情報
発行形態:ソフトカバー
ISBN:9784480874023
本体価格:¥1,500 (JPY)
ジャンル:ノンフィクション
刊行日:2019/09/13
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