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第35回 太宰治賞受賞作
発売前の本のゲラを読み、レビューを投稿して本のプロモーションを応援できるサービス「NetGalley」(ネットギャリー)の新着作品紹介です。
書誌情報や表紙は本稿執筆時点のものであり、刊行時には変更されている可能性がありますのであらかじめご了承ください。
色彩
阿佐元明/筑摩書房
内容紹介
応募作品総数1201篇の中から、荒川洋治、奥泉光、中島京子、津村記久子の四氏によって選出された、第35回太宰治賞受賞作がいよいよ単行本化となります。淡々と描かれる日常が、深い感動へと誘う傑作!
プロボクサーの道をあきらめた千秋は、懐の深い親方の下で塗装業の仕事に就き、日々はそれなりに充実している。そこへ美術の専門学校を出た新人加賀君が入ってくる。仕事の覚えは早く、酒には弱いが周囲に好意的に見守られる加賀君に違和感をぬぐえない千秋。嫉妬とも違うその違和感の正体とは? 塗装業で働く人々の仕事と日常を繊細な心理描写と共にリアルに描く。
すべては、なにかが幻のようにかき消された後の話なのだ。でも、それゆえに、どんな人にでも、こうした小さな気づきがあって 人生は進むのだと思わせる。
──中島京子(「選評」より)
出版社からの備考・コメント
今回アップしたデータは、第35回太宰治賞の最終候補作四篇を収める『太宰治賞2019』より、受賞作「色彩」を抜粋したものです。刊行時には内容が異なる場合があります。ご了承ください。
出版情報
発行形態:ハードカバー
ISBN:9784480804891
本体価格:¥1,500 (JPY)
ジャンル:文芸小説
刊行日:2019/09/17
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