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戦後最大の詐欺といわれた豊田商事事件をモデルに、人間の業と欲を徹底的に炙り出す、渾身の長編小説。
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欺す衆生
月村了衛/新潮社
内容紹介
戦後最大かつ現代の詐欺のルーツとされる横田商事事件。その目撃者であり末端の営業マンであった隠岐は、かつての同僚の因幡と再開。導かれるがまま〈ビジネス〉を再興する。
取り返そうよ、ここらで僕達の人生を。僕と君は一蓮托生なのだから。
幾多の修羅を経て、詐欺の魅力に取り憑かれていく隠岐。ついには〈国家〉を欺く一大事業へと発展していくのだが――。 欺す者と欺される者、謀略の坩堝の果てに待ち受ける運命とは。
【著者紹介】
月村 了衛(ツキムラ リョウエ)
1963(昭和38)年、大阪府生れ。早稲田大学第一文学部卒。2010(平成22)年、『機龍警察』で小説家としてデビュー。冒険小説の新たな旗手として高く評価される。2012年『機龍警察 自爆条項』で日本SF大賞を受賞。2013年『機龍警察 暗黒市場』で吉川英治文学新人賞を受賞。2015年、『コルトM1851残月』で大藪春彦賞を、『土漠の花』で日本推理作家協会賞を受賞している。他の著書に『槐(エンジュ)』『ガンルージュ』『追想の探偵』『機龍警察 狼眼殺手』『コルトM1847羽衣』などがある。
出版社からの備考・コメント
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おすすめコメント
昭和、平成の闇を通じて、現代日本の実相を描破する、規格外の暗黒小説!
人はなぜ、人を欺き続けなければ生きていけないのか――。
本作は昭和という時代を象徴する、〈豊田商事事件〉を起点にしながら、現代にまで連なる人間の持つ本質的な〈闇〉へと迫ります。 迸る熱量と予想を超える展開の数々圧倒されること間違いなし!
ぜひ、刊行前にご一読ください!
出版情報
発行形態:ハードカバー
ISBN:9784103395324
税抜価格:¥1,900 (JPY)
ジャンル:文芸小説 , ミステリー/サスペンス
刊行日:2019/08/27
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