『欺す衆生』月村了衛/新潮社/8月27日刊行予定 ~ 発売前作品のゲラが読める NetGalley 新着作品紹介

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 戦後最大の詐欺といわれた豊田商事事件をモデルに、人間の業と欲を徹底的に炙り出す、渾身の長編小説。

 発売前の本のゲラを読み、レビューを投稿して本のプロモーションを応援できるサービス「NetGalley」(ネットギャリー)の新着作品紹介です。

 書誌情報や表紙は本稿執筆時点のものであり、刊行時には変更されている可能性がありますのであらかじめご了承ください。

欺す衆生

月村了衛/新潮社

内容紹介

欺す衆生 被害者数三万人、被害総額二千億円以上――。

 戦後最大かつ現代の詐欺のルーツとされる横田商事事件。その目撃者であり末端の営業マンであった隠岐は、かつての同僚の因幡と再開。導かれるがまま〈ビジネス〉を再興する。

 取り返そうよ、ここらで僕達の人生を。僕と君は一蓮托生なのだから。

 幾多の修羅を経て、詐欺の魅力に取り憑かれていく隠岐。ついには〈国家〉を欺く一大事業へと発展していくのだが――。 欺す者と欺される者、謀略の坩堝の果てに待ち受ける運命とは。

【著者紹介】

月村 了衛(ツキムラ リョウエ)
1963(昭和38)年、大阪府生れ。早稲田大学第一文学部卒。2010(平成22)年、『機龍警察』で小説家としてデビュー。冒険小説の新たな旗手として高く評価される。2012年『機龍警察 自爆条項』で日本SF大賞を受賞。2013年『機龍警察 暗黒市場』で吉川英治文学新人賞を受賞。2015年、『コルトM1851残月』で大藪春彦賞を、『土漠の花』で日本推理作家協会賞を受賞している。他の著書に『槐(エンジュ)』『ガンルージュ』『追想の探偵』『機龍警察 狼眼殺手』『コルトM1847羽衣』などがある。

出版社からの備考・コメント

 感想をお送りいただいた書店さま、初回配本のご希望を承ります。販促素材より、お申込み用紙をDLくださいませ。 ご希望〆切は8/8(木)です。

おすすめコメント

 昭和、平成の闇を通じて、現代日本の実相を描破する、規格外の暗黒小説!

 人はなぜ、人を欺き続けなければ生きていけないのか――。

 本作は昭和という時代を象徴する、〈豊田商事事件〉を起点にしながら、現代にまで連なる人間の持つ本質的な〈闇〉へと迫ります。 迸る熱量と予想を超える展開の数々圧倒されること間違いなし!

 ぜひ、刊行前にご一読ください!

出版情報

発行形態:ハードカバー
ISBN:9784103395324
税抜価格:¥1,900 (JPY)
ジャンル:文芸小説 , ミステリー/サスペンス
刊行日:2019/08/27

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