米MacMillianが著者への電子書籍ロイヤリティーを若干引き上げ、昨春のAmazon騒動時の損失補てんも

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【編集部記事】現地報道によると、米大手出版社のMacMillian社(本社:米国ニューヨーク州)は先週、著者への電子書籍ロイヤリティ支払の計算方法を変え、若干引き上げることをCEO名義の手紙で通知した模様。

 報道等によると、MacMillian社はエージェンシー・モデルへの移行により利益が拡大したため、これまで紙書籍のロイヤリティ支払と同じ「定価×10%・12.5%・15%の3段階」としたところを、電子書籍のロイヤリティを一律「出版社売上×25%」に引き上げる。計算ベースの部分が「定価」から「出版社売上」に変更されるが、著者側から見ると実質的には数%レベルの待遇改善となる。

 さらに、同社はエージェンシー・モデル適用を巡る昨春のAmazon社(本社:米国ワシントン州)との対立時に、Amazonが同社電子書籍の販売を一時中止した際に著者が受け取れるはずだったロイヤリティーを推計して補てんしており、その未処理分の支払いも通知。Amazonが折半で負担すると記されているとのこと。【hon.jp】n

問合せ先:MacMillan社CEOの手紙( http://ereads.com/2011/02/macmillan-letter-accompanying-royalty-statements.html

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