電子時代の印税をめぐる著者vs.出版社の戦い、英作家団体Society of Authorsの動きが活発化

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【編集部記事】電子書籍の印税率問題をめぐり、英国の作家団体The Society of Authors(本部:英国ロンドン市)の動きが活発化している。

 The Society of Authorsは他国に先駆け、電子書籍の印税率ターゲットを出版社売上の50〜75%に引き上げる運動を年初から徐々に展開しているが、ついに同団体のTom Holland会長自身も公の場で本格的な動きを始めたようだ。たとえば、英Guardian紙によると、Holland会長は先週行なわれた別の作家団体の会合で「出版社側が印税率を早急に上げないと、J.K.Rolling氏のような有名作家は自力で電子書籍を出すことを決断するだろう」と発言し、共闘への参加を求めた。

 なお、Holland会長は、出版社側との交渉テクニックの1つとして「出版社側がAmazonと行なっている交渉のように電子書籍化の許諾期限を2年間に限定する」というワザも参考にすべきだとしているようだ。【hon.jp】n

問合せ先:英Guardian紙の記事( http://www.guardian.co.uk/books/2010/jul/12/ebooks-publishing-deals-fair

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