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【編集部記事】Apple社/Amazon社間で現在起こっている電子書籍戦争の最初の犠牲者は、どうやら書籍流通業界の名門・Ingramグループ(本社:米国テネシー州)の電子書籍部門に決まったようだ。
現地報道によると、iPad発売を前に、複数の米大手出版社がIngram社への電子書籍作品の供給を一斉にストップする。大手出版各社がApple社/Amazon社それぞれと交わしている契約書では、Apple/Amazon両社とも自社への卸条件を最優遇することを条件としているため、Ingram社との現行取引をストップする必要があるようだ。
Ingramグループは米国の大手書籍取次会社で、2000年以降から電子書籍取次サービスに参入した“古参”の1つ。この突然の出来事に、その商品供給先である「Powells.com」「Diesel ebooks」「BooksonBoard」などの電子書籍販売サイトも含め、ピンチに追い込まれている。【hon.jp】n
問合せ先:米TheBigMoney.comの記事( http://www.thebigmoney.com/blogs/goodnight-gutenberg/2010/03/25/ebook-supply-chain-collapses )