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【編集部記事】中国のOEM向け電子書籍端末製造大手Tianjin Jinke社(本社:中国天津市)は米国時間の7日、SiPix社(本社:米国カリフォルニア州)の電子ペーパーディスプレイを業界で初めて採用した電子書籍端末「Hanlin A6」と「Hanlin A9」を発表した。
SiPix社は、電子ペーパーディスプレイの基礎研究で大手E-Ink社と長年競ってきた台湾人系ベンチャーで、E-Ink方式よりも耐久性や生産コスト面に優れている点を最大のウリとしている。今までは主にスーパーの電子値札などニッチ分野にのみ部材を限定供給していた。皮肉にも昨年2社とも相次いで台湾の大手資本に買収されたが、ついにそのSiPix製ディスプレイも電子書籍市場でも見られることになった。
Hanlin A6およびA9はそれぞれ6インチ型・9インチ型の電子ペーパーディスプレイを搭載し、WiFiに標準対応し、3G対応はオプション。出荷は3月からスタートされる予定で、価格は200ドル後半〜300ドル後半とのこと。【hon.jp】n
問合せ先:Tianjin Jinkeの商品説明ページ( http://www.jinke.com.cn/Compagesql/English/embedpro/newpro.asp )