Project Gutenbergの無料作品を電子書籍端末向けに編集・再デザインする非営利プロジェクト「Standard Ebooks」

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【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「Teleread」によると、米国の著作権切れ有名著作デジタル化プロジェクト「Project Gutenberg(グーテンベルグ・プロジェクト)」の作品を、電子書籍端末向けに編集・再デザインする非営利プロジェクト「Standard Ebooks」を紹介している。

 Project GutenbergはMichael S. Hart氏(故人)が1971年、当時まだイリノイ大学の学生だった時に大学保有のXerox製メインフレーム機の上で著作権切れ有名著作のデジタル図書館をつくろうと思い立ち、立ち上げたプロジェクト。Hart氏自ら米国憲法の独立宣言書「Declaration of Independence」をタイプ入力し、それが全米の計算機ネットワークに広がっていったのが電子書籍の始まりと言われている。電子書籍ファイルフォーマットに自動変換するサイト等も存在するが、それらはあくまでも簡易的なもので、電子書籍端末等で読むには品質面で適していなかった。

 Standard Ebooksプロジェクトでは、まだ70作品程度ではあるが、ボランティアがカバー表紙をデザインし、それらの読みづらい作品を再フォーマットし、無料公開している。【hon.jp】

問合せ先:Telereadの記事( https://teleread.org/2016/08/23/standard-ebooks-classics-for-people-finicky-about-typos-and-formatting/

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