カナダは電子書籍のエージェンシーモデル販売が継続へ、Amazon脅威論でRakuten Kobo社が公正取引委員会を説得

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【編集部記事】米国の電子書籍ニュースサイト「The Digital Reader」によると、同国の公正取引委員会が電子書籍のエージェンシー・モデル価格契約を撤廃する方針をいったん引き下げた模様。

 「エージェンシー・モデル」とは、小売価格を電子書籍ストア側ではなく出版社が設定するビジネス方式。米国や英国ではすでに違法との司法判断がされ、カナダ政府もその動きに同調し、2014年に公正取引委員会と大手出版社側の撤廃協議が始まったばかりだった。その動きに対して、現地の電子書籍ストア大手のRakuten Kobo社(本社:カナダ・オンタリオ州)が、自由競争になると他国同様、Amazon社とのシェア争いに勝てないという理由から異議申し立てを行ない、公正取引委員会側は今年6月にその主張を認めた模様。

 結果、カナダ国内では、電子書籍のエージェンシーモデル販売は引き続き合法扱いになることが決定したとのこと。【hon.jp】

問合せ先:The Digital Readerの記事( http://the-digital-reader.com/2016/08/19/kobo-wins-appeal-agency-ebook-pricing-canada/

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