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【編集部記事】米Publishers Weeklyによると、電子書籍の出版契約書および作家ロイヤリティをめぐり、米CBS傘下の大手出版社Simon & Schuster社(本社:米国ニューヨーク州)が今年5月に作家陣に訴えられていた件について、作家側が訴訟相手を変更する模様。
この訴訟は、ニューヨーク州最高裁にクラスアクション提訴されたもので、争点となっているのは1997年当時の出版契約書における電子化について解釈。訴えていたのは作家Sheldon Blau氏で、電子書籍はそもそも販売商品ではなくライセンス商品なので、音楽業界同等に25%ではなく50%が本来の相場であるとし、過去分のロイヤリティ不払いを訴えていた。
しかし、Simon & Schuster側が翌年1998年に担当編集部をJohn Wiley & Sons社(本社:米国ニュージャージー州)に営業譲渡し、電子化にも一切関わっていないと主張。Blau氏側の弁護団はいったん訴訟を取り下げ、訴訟相手の変更に入る模様。【hon.jp】
問合せ先:Publishers Weeklyの記事( http://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/digital/content-and-e-books/article/71143-author-drops-e-book-royalty-suit-against-s-s.html )