eBookJapanとKCCS、9月19日から電子書籍国際ネットワーク事業をスタート

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 株式会社イーブック イニシアティブジャパン(本社:東京都千代田区)と京セラコミュニケーションシステム株式会社(本社:京都市伏見区)ならびにKYOCERA COMMUNICATION ASIA PACIFIC PTE.LTD.(本社:シンガポール)は、3社の協業により、9月19日からコミック電子書籍を海外に配信する電子書籍国際ネットワーク事業「イーブック・イニシアティブ・ジャパン・アジア」を始めると発表した。

 スタート時に配信する作品は、「あした天気になあれ」(ちばてつや)、「海のオーロラ」(里中満智子)、「ベルサイユのばら」(池田理代子)、「鬼太郎大全集」(水木しげる)など計30タイトル100冊。年内には300冊を目指す。この「電子書籍国際ネットワーク事業」は、いわゆる“翻訳出版”のスタイルではなく、いわば“電子書籍のインターナショナル化”という位置づけで展開するもので、電子書籍が世界市場を対象に広く事業展開していくためのファーストステップ。今回はまず、シンガポールの一般的な言語である中国語版(簡体字)を、日本語の電子書籍に付加する形で配信を行うが、今後は、さらに各国の言語にも対応していく予定。

 配信方法は、日本国内に配信サーバを置き、コンテンツデータを購入者に直接配信する。いったんダウンロードしたコンテンツは、継続してユーザのパソコンで読める。また、販売にあたっては専用のリーダー(閲覧ソフト)を用意する。リーダーは日本語、中国語、英語に対応しており、ふりがなや背表紙などもすべて表示される。

 また独自に画像圧縮・暗号化した電子書籍フォーマットを採用し、購入した書籍データを別のパソコンにコピーしても閲覧できないようにする。決済方法はクレジットカードのほか、将来的には携帯電話の課金システムにも対応させる予定だ。

【関連サイト】
本件に関するイーブック イニシアティブジャパンのプレスリリース

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