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【編集部記事】米North Eastern大学の経済学者Imke Reimers氏が、電子書籍の売上と海賊版摘発の関係性に関する論文を発表した。
この論文の題名は「The Effect of Piracy Protection in Book Publishing」で、海賊版の摘発以前と以後で電子書籍の売上に差があるかどうか検証したもの。実験に参加した出版社はRosettaBooks社で、データ計測に協力したのは電子透かしベンダーのDigimarc社。
論文によると、紙書籍などではまったく効力はなかったが、電子書籍に限り、海賊版摘発の後に売上増が確認できたとのこと。その一方で、Reimers氏は、無料版などの台頭によって、今後この数字が今後大きく変わる可能性も指摘している。【hon.jp】
問合せ先:Reimers氏の論文( http://www.econ.umn.edu/~reime062/research/piracy_paper.pdf ※要:PDF形式)