台湾E-Ink社、折れ曲がる電子ペーパーディスプレイ「Mobius」を発表

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【編集部記事】台湾E-Ink Holdings社(本社:台湾・台北市、旧社名:Prime View International)は米国時間5月13日、同社では初となるプラスチックTFT基板を使ったモノクロ電子ペーパーパネル「Mobius」の生産開始を発表した。

 電子ペーパー業界では、10年以上前から折れ曲がる“夢の電子ペーパー機器”の実現のため、ディスプレイ背面基板のガラスからプラスチックフィルムへの移行を試みていた。しかし、最新の有機エレクトロニクス技術を使っても回路が断線してしまうなど耐久性でさまざまな困難があり、もっとも大きな技術課題とされていた。

 今回発表されたMobiusは、ソニーとの長年の共同研究の成果で実現したもので、ソニーが今秋に早稲田・立命館・法政の3大学で実験配布するA4サイズの電子ノート端末から採用される予定(デモ機は本日から開催された「教育ITソリューションEXPO」のソニー社ブースで展示中とのこと)。【hon.jp】

問合せ先:E-Ink社のプレスリリース( http://www.eink.com/press_releases/e_ink_introduces_mobius_051313.html

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