米Appleが電子書籍制作ソフト「iBooks Author」の規約を微修正、販売サイト縛り対象を「.ibooks」形式のみに

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【編集部記事】Apple社(本社:米国カリフォルニア州)は現地時間の2月3日、Mac OS Xユーザー向けに無料公開中の電子書籍制作ソフト「iBooks Author」の利用規約を更新し、ネット上で批判されていた制作物の有料販売に関する条項を一部文言修正した。

 iBooks Authorは、同社が1月19日から無料公開しているiPad向けインタラクティブ電子書籍・電子教科書が制作できるMacソフトで、EPUB3形式を独自拡張した.ibooks形式の電子書籍ファイルを出力する。しかし、同ソフトは利用規約において、出力物の有償販売はApple社の電子書籍販売ストア「ibookstore」でしか行なえないと制限(無償作品ならどこで頒布してもOK)しているため、電子書籍関係者を中心にネット上で非難を浴びていた。

 今回の修正では、同社のスタンス自体は変わらないが、iBooks Authorでは他にText/PDF形式ファイルも出力できるため、縛り対象となるファイルは.ibooks形式“のみ”であることを明確化した文言に変えられた。【hon.jp】

問合せ先:The Vergeの記事( http://www.theverge.com/2012/2/3/2769457/ibooks-author-eula-works-can-be-sold-outside-ibookstore

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