トランプ大統領弾劾裁判中にボルトン前補佐官の暴露本が刊行前リーク

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 アメリカ連邦議会上院ではドナルド・トランプ大統領の弾劾裁判が粛々と進められているが、前国連大使であり、国家安全保障問題の担当補佐官を昨年9月に辞任したジョン・ボルトンが刊行予定の本の内容がリークされ、彼を参考証人として召喚しろとの声が高まっている。

 この本は、ボルトンが約200万ドルのアドバンス(印税の前払い金)で秘密裏に執筆していた暴露本で、ウクライナ疑惑の真相にせまるものとされていた。

 ホワイトハウスに勤務したことのある人物が本を出す場合、すべて刊行前に国家機密などが書かれていないかチェックしなければならないが、そのために1冊だけ提出したものがホワイトハウス内で次々とコピーされ、それを読んだ人物がニューヨーク・タイムズにリークしたようだ。

 アマゾンでは3月17日刊行予定、タイトルは「The Room Where it Happened」となっており、版元のサイモン&シュスターは、次の大統領選挙が行われる前に出すと発表していたが、ホワイトハウス側はなんとしてでもボルトンが上院に召喚されるのを阻止する構えで、代わりにこの本を証拠として提出させようと動きもある。

参考リンク

ニューヨーク・タイムズの記事
https://www.nytimes.com/2020/01/27/us/politics/john-bolton-impeachment-witness.html
ワシントン・ポストの記事
https://www.washingtonpost.com/politics/white-house-works-to-contain-damage-from-allegations-in-forthcoming-bolton-book/2020/01/27/ad178d7c-411d-11ea-b503-2b077c436617_story.html

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この記事の著者について

About 大原ケイ 257 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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