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母を看取らない選択をした7人のリアルストーリー。
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書誌情報や表紙は本稿執筆時点のものであり、刊行時には変更されている可能性がありますのであらかじめご了承ください。
きらいな母を看取れますか? 関係がわるい母娘の最終章
寺田和代/主婦の友社
内容紹介
母の過干渉、身体的な暴力、精神的虐待、育児放棄、親の依存症……、娘たちが受けた傷はさまざま。彼女たちは、その現実をどう受けとめ、介護という最終段階でどのような選択をするのでしょう。「謝罪は求めない。だけど赦さない」というエリコさんから始まるストーリー。
家族問題の専門家であるカウンセラーの信田さよ子さんは、「人生の優先順位で最初にあげるべきは、親ではなく、自分の人生。大切なのは、世間の常識でも評価でも、ましてや親の人生でもない」と喝破します。
「親子という特別な縁がありながら、ついに出会うことのなかった母娘。ものわかれは、解放の地点でもある。」
本人も当事者である著者の最後の言葉に胸がつまります。
おすすめコメント
本書に登場した人の話はどれも壮絶です。彼女たちに問いを投げかけ、語ってもらうことができたのは、著者が当事者であったことも大きいでしょう。「母娘関係に困難を抱えてきたあなたは、母の介護にどう向き合いますか?」という切実な問いから始まった取材。その答えのなかに、家族がかかえる病、時代背景、被害と加害のからくりが溶け出しています。
出版情報
ISBN:9784074384693
本体価格:¥1,500 (JPY)
ジャンル:ノンフィクション , 家族/子育て
刊行日:2020/02/21
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