リンクトイン「スライドシェア」からリンクされる海賊版

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 ビジネス向けのプレゼン資料を一般公開できるリンクトイン(LinkedIn)の「スライドシェア(SlideShare)」で海賊版が横行しているとファスト・カンパニー誌が伝えている。

 スライドシェアに本が全ページアップロードされているわけではなく、欲しい本を検索すると、パネルの1枚目に書影が表示され、別のサイトに飛び、そこでダウンロードするというやり方だ。ターゲットになっているのはベストセラーから、高額な大学教科書まで幅広いが、海賊版のサイトや、「トレント」と呼ばれるファイルシェアのサイトに馴染みがなくても、わかりやすいスライドの説明通りにやればダウンロードできてしまう。

 「世界でもアクセスでトップ100に入るサイト」2019年前半の半年で「40のカテゴリーで1800万のアップロードがある」と謳うリンクトイン「スライドシェア」は、マイクロソフト傘下のサービスで、海賊版への誘導問題も把握しており、対処しているし、利用者にも通報するよう呼びかけているという。11万6164件の通報に対し、11万6127のコンテンツを削除し、削除依頼を受け付けなかったのは37に過ぎないというが、焼け石に水の状態という。

参考リンク

ファスト・カンパニーの記事
https://www.fastcompany.com/90451230/linkedins-slideshare-is-a-vast-emporium-for-pirated-e-books-authors-are-paying-the-price

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この記事の著者について

About 大原ケイ 257 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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