『雲を紡ぐ』伊吹有喜/文藝春秋/1月23日刊行予定 ~ 発売前作品のゲラが読める NetGalley 新着作品紹介

『雲を紡ぐ』表紙
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 ホームスパンの聖地盛岡を舞台に愛を紡ぐ物語

 発売前の本のゲラを読み、レビューを投稿して本のプロモーションを応援できるサービス「NetGalley」(ネットギャリー)の新着作品紹介です。

 書誌情報や表紙は本稿執筆時点のものであり、刊行時には変更されている可能性がありますのであらかじめご了承ください。

雲を紡ぐ

伊吹有喜/文藝春秋

内容紹介

雲を紡ぐ 家出をした高二の美緒は盛岡で毛織物の工房を営む祖父の家に駆けこむ。雲を紡ぎ、光を染め、風を織る中で少女は希望を見つけていく。

おすすめコメント

〈著者の伊吹さんからコメントをいただきました。〉

 長い時を越え、愛されていくものに憧れと尊敬の思いを抱いています。盛岡でつくられている「ホームスパン」という服地は、親、子、孫の三代が着られる、まさに「時を越える布」。真っ白な雲のような羊毛をすべて手仕事で染め、紡ぎ、織りあげた布の上着やコートは着れば着るほど人の身に添い、軽くて温かい着心地が増していきます。

 時代の流れに古びていくのではなく、熟成し、育っていく布。その様子が人の生き方や、家族が織りなす関係に重なり、この「雲を紡ぐ」を書きました。美しい風景が広がる盛岡を舞台に紡いだのは、熟成し育つ布・ホームスパンをめぐる、親子三代の心の糸の物語です。

出版情報

発行形態:ハードカバー
ISBN:9784163911311
本体価格:¥1,750 (JPY)
ジャンル:文芸小説 , 家族/子育て
刊行日:2020/01/23

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