イギリスでオーディオブックがEブックを追い抜く予想

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 コンサル会社デロイトが立てた予測では、2020年にイギリスでオーディオブックの売上は、2018年と比較して30%増の1億1500万ポンドに達するとしている、とインディペンデント紙が伝えている。

 その一方で、2009年にはテレグラフ紙で「未来の読書」と謳われたEブックは、10年目にきてデバイスを求める人が減っている。2017年には前年比で4%落ち込み、以来回復していない。紙の本の売上はこの5年間プラスだったが、2019年に前年比5.4%で落ちている。

 これに比べオーディオブックは売上6900万ポンドで、43%増。人気の原因は、テクノロジーの進歩、有名な読み手、利便性という。ワイヤレス・ヘッドフォンとスマート・スピーカーを使えば、普段の生活の中でオーディオ・コンテンツが聞けるからだと、デロイトの報告書にある。

 エルトン・ジョンやミシェル・オバマなど超有名なセレブがベストセラーの本を読んでおり、新しいオーディエンスを惹きつけている。さらに、イギリスでは8人に1人が毎週なにかしらのポッドキャストを聞いていることも関係なくはないだろうとしている。

参考リンク

インディペンデント紙の記事
https://www.independent.co.uk/life-style/audiobook-sales-ebook-kindle-uk-deloitte-2020-a9229266.html
テレグラフ紙の記事 
https://www.telegraph.co.uk/technology/2019/12/02/ditching-kindles-favour-audiobooks/
英タイムズの記事
https://www.thetimes.co.uk/article/audio-sales-set-to-overtake-ebooks-with-revenues-forecast-to-soar-30-per-cent-bgrlcv2lj

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著者について

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About 大原ケイ 281 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。
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