《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》
株式会社ボイジャー(本社:東京都渋谷区)は15日、電子本ビュワー「T-Time(ティー・タイム)」および、縦書きインターネットブラウザ「azur(アジュール)」のバージョンアップを発表した。これにより、最新のバージョンはそれぞれ「5.5」と「1.5」になる。
T-Timeおよびazurは、ダウンロードあるいは直接ネットにアクセスして電子出版物(電子書籍を含む)を読むためのビュワーソフトで、ともに縦書き表示が可能。前者T-Timeでは、秀英明朝体を内包し、文庫本スタイルで表示が可能。小説などの電子的な読書には欠くことのできないソフトウェアとして海外在住者や年輩者からの人気が高い。一方、後者azurは「青空文庫」の4,471冊(本稿執筆時点)の蔵書を快適に読むために開発されたビュワーソフトである。
今回のバージョンアップで、両ソフトには表示中のコンテンツをさまざまな液晶デバイスに書き出す機能があらたに追加され、書き出し先として携帯電話、iPod photo、PSPなどが指定できるようになった。これにより、PC上のテキストファイルやHTML、ドットブック(.book)形式の電子書籍などもそれぞれのデバイスに最適な画像として書き出され、ユーザーは外出先などでもそれらのコンテンツを楽しめるようになる。また、同機能を使ってネット上のさまざまなブログコンテンツなども、文庫本スタイルで読むことが可能になるとのこと。
【関連リンク】
株式会社ボイジャー 本記事のニュースリリース
http://www.voyager.co.jp/2005_hodo/0315_hodo.html
ボイジャー、電子書籍ビュワーT-Time5.5 β版(Mac用)配布中(2005年03月03日)