米アマゾン、紙と電子書籍を安価でバンドルする「キンドル・マッチブック」を静かにサービス終了

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 アメリカのアマゾン「キンドル・マッチブック」(MatchBook)は、2013年10月に開始された、紙の書籍を買った読者に対し電子版が無料、あるいは数ドル(1〜3ドル)で買えるサービスだが、この10月末に終了すると電子書籍のニュースポータル「デジタル・リーダー」が伝えた。もともと著者の意向で付け加えられるサービスで、出版社側には不評だった。

 アマゾンはサービス終了の理由を発表していないが、「デジタル・リーダー」のブログなどが推測するところによると、既に紙で入手した本をさらにデジタル版でも読もうという顧客は少なく、どうやらこの手のバンドリングの需要はほとんどなかった模様だ。

 いまからでも、デジタル版も欲しいと思う人は、「キンドル・マッチブック」のサイトで手元の本がこのサービスに対応しているかを調べ、10月31日までデジタル版を購入することができる。

参考リンク

デジタル・リーダーの記事
https://the-digital-reader.com/2019/09/30/amazon-is-shutting-down-kindle-matchbook-its-printebook-bundling-program/
ブログGoodEReaderの記事
https://goodereader.com/blog/kindle/amazon-is-no-longer-offering-print-and-ebook-discounts
Amazon.com「Kindle MatchBook」のページ
https://www.amazon.com/gp/digital/ep-landing-page
「Kindle MatchBook」開始予告記事(2013年9月4日)
https://hon.jp/news/1.0/0/4727
「Kindle MatchBook」受付開始記事(2013年10月7日)
https://hon.jp/news/1.0/0/4822
「Kindle MatchBook」サービス開始記事(2013年10月31日)
https://hon.jp/news/1.0/0/4899

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About 大原ケイ 209 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。

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