米ノーベル文学作家トニ・モリソン逝去

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 黒人女性作家として初めて1993年にノーベル文学賞に輝いたトニ・モリソンが亡くなったと版元のクノップフから発表された。

 晩年はニューヨーク郊外のグランドヴューオンハドソンに住んでいたが、現地時間の月曜日に市内の病院で亡くなり、原因は肺炎による感染症と伝えられた。

 代表作には1977年に全米書評家協会賞をとった『ソロモンの歌』(早川書房)、1988年にピューリッツァー賞に選ばれ、オプラ・ウィンフリー主演で映画化された『ビラヴド』(早川書房)などがある。一貫してアメリカに生きる黒人女性の声を綴り、10作以上の小説の他に児童書やエッセイ集がある。

 作家になる前は書籍編集者としてクノップフ(ランダムハウス傘下のインプリント)で働いていたが、当時の上司だったロバート・ゴットリーブ(後のニューヨーカー編集長)に勧められ、仕事の合間に書き留めた『青い眼が欲しい』(早川書房)で1970年にデビューした。

 米文壇の巨匠の死に、各マスコミから多くの賛辞が寄せられている。

参考リンク

ニューヨーク・タイムズの記事
https://www.nytimes.com/2019/08/06/books/toni-morrison-dead.html

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About 大原ケイ 197 Articles
NPO法人HON.jp 理事。日米で育ち、バイリンガルとして日本とアメリカで本に親しんできたバックグランドから、講談社のアメリカ法人やランダムハウスと講談社の提携事業に関わる。2008年に版権業務を代行するエージェントとして独立。主に日本の著作を欧米の編集者の元に持ち込む仕事をしていたところ、グーグルのブックスキャンプロジェクトやアマゾンのキンドル発売をきっかけに、アメリカの出版業界事情を日本に向けてレポートするようになった。著作に『ルポ 電子書籍大国アメリカ』(2010年、アスキー新書)、それをアップデートしたEブックなどがある。

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