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【編集部記事】米Wall Street Journal紙によると、Google社(本社:米国カリフォルニア州)はAndroid上での電子雑誌配信プラットフォーム構築に向け大手雑誌社と交渉を行なっているとのこと。
記事によると、Google社はすでにTime Warner社/Conde Nast社/Hearst社など雑誌社大手と接触しており、ライバルのApple社がiPad・iPhoneアプリ等で課金手数料として設定している30%よりも低い料率を提示しているとのこと。さらに、Google側では読者の個人情報も出版社側にある程度引き渡す仕組みも用意する模様で、Apple社が本格参入する前になんとか先手を打ちたい模様だ。
なお、注目のApple社では、定期購読課金をiPad・iPhone上で実現する手法について出版社側との協議を続けているが、読者の個人情報引き渡しを主張する雑誌社側とまだ睨み合いを続けているようだ。
※ポイント解説:雑誌社は、SNSサイト等と同じように、大手広告代理店に広告を出してもらうために購読者について細かい情報を提示し、その広告収入を原資に雑誌価格を低く抑えるというビジネスモデル上のジレンマがある。一方、Apple社やGoogle社には、課金ユーザーの個人情報を法律上・社会通念上保護する責任があるため、そのような雑誌社側の要求を簡単に飲めないという立場である。【hon.jp】n
問合せ先:All Things Digitalの記事( http://voices.allthingsd.com/20110103/google-digital-newsstand-aims-to-muscle-in-on-apple/ )