《この記事は約 1 分で読めます(1分で600字計算)》
【編集部記事】英Financial Times紙の現地時間11月26日の記事によると、経営難に陥っている電子ペーパー開発ベンチャーのPlastic Logic社(本社:米国カリフォルニア州)をロシア国有企業が支援することが決定した模様。
Plastic Logic社はもともと英国ケンブリッジ発祥のプラスチック電子回路技術の研究開発ベンチャーで、電子ペーパー業界では古参企業の1つ。昨年、電子書籍端末「QUE proReader」の発売を予定していたが、欧州金融危機と激しい価格競争の影響で発売できず、財務状況が悪化していた。今回支援を行なったのはロシアの国有ナノテクノロジー企業Russian Corporation of Nanotechnologies(本社:ロシア・モスクワ市)で、電子書籍端末などを開発するため1億5,000万ドル(約126億円)の投資を決めた。
記事によると、天然資源輸出以外の産業を育てたいというロシア政府の意向と、ソビエト崩壊後に国内の書店が多く消えてしまったという特殊事情が、今回の大型出資のウラにあるとのこと。【hon.jp】n
問合せ先:Financial Times紙の記事( http://blogs.ft.com/beyond-brics/2010/11/26/deal-of-the-day-betting-on-russias-e-readers/ )