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欧州の電機大手Royal Philips Electronicsの電子ペーパー開発スピンオフ会社であるPolymer Vision社(本社:オランダ・アイントホーフェン市)は現地時間の1月24日、英国のInnos社(本社:英国ハンプシャー州)と電子ペーパーなど折り曲げ可能なディスプレイ部品の量産ラインの設立について提携したと発表した。
電子ペーパー機器は2004年あたりから、すでに日米を中心に限定数ながら商品化が始まっており、本格的な普及に向けた量産体制の確立が最大の関心事となっていた。量産化については、昨年後半からすでに台湾Prime View International社が米e-Ink製電子ペーパーの製造ラインを稼働させており、今年1月3日には英Plastic Logic社が工場建設を発表。今回発表を行なったPolymer Vision/Innos社の陣営は、これら先行陣営の後を追うかたちとなる。
なお、Polymer Vision側では、2007年中にも5インチ型の巻き取り式電子ペーパー機器の生産を開始したいと表明している。
【関連サイト】
本件に関するPolymer Vision社のプレスリリース(英文)
http://www.polymervision.com/News-Center/Press-Releases/PolymerVisionannouncesworldsfirstproduction.html