米書店チェーン最大手Barnes & Noble社、個人作家向け電子書籍出版サービス「NOOK Press」のPOD本を店頭販売

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【編集部記事】米Talking New Mediaによると、同国の書店チェーン最大手Barnes & Noble社(本社:米国ニューヨーク州)が現地時間6月28日、電子書籍端末「NOOK」の個人作家出版サービス「NOOK Press」で制作されたプリントオンデマンド本(以後:POD)を、チェーン店頭でも販売することを発表した。

 Barnes & Noble社は2010年夏から個人作家向けの電子書籍出版サービス「PubIt!」を運営していたが、基本的にはライバルのAmazon社の「Kindle Digital Publishing」と同じEPUB/Word原稿をアップロードし、売上管理をするというシンプルなものだった。2013年に「NOOK Press」としてリニューアルし、Webブラウザ上での作品執筆・編集機能も追加され、翌年からはPOD製本サービスを開始。ただ、制作されたPOD本はネット販売できても、チェーン店舗で販売するルートは提供されていなかった。

 今回から、同社審査を通過したPOD本に限り、地元もしくは指定エリアのBarnes & Noble店頭でも販売できる体制にしたとのこと。なお、審査通過の目安としては、過去1年間に作品の電子書籍版が1,000部以上、もしくはPOD版が500部以上販売されていることなどが最低条件。【hon.jp】

問合せ先:米Talking New Mediaの記事( http://www.talkingnewmedia.com/2016/06/28/barnes-noble-makes-belated-effort-to-attract-self-publishers-launches-nook-press/

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