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【編集部記事】米国の電子出版知財ブログ「The Passive Voice」によると、給与制ではなく完全出来高制で編集者を雇う”ハイブリッド出版社”ベンチャーのBooktrope社(本社:米国ワシントン州)が5月にもサービス停止に向けた準備作業を契約作家たちに告知した模様。
ハイブリッド出版社とは、フリーの在宅編集者たちが共同作業で個人作家の作品をプロ作品に仕上げるというもので、報酬は売上金のレベニューシェアのみ。編集者たちはタダ働きするわけにはいかないので、候補リストに上がった作品群の中から有望かつ報酬条件のいいものを選び、作家やベータ読者と一緒に編集作業に携わる。Booktrope社はその代表格で、個人作家とフリーランスの編集者・デザイナー等をサイト上でお見合いさせ、出版作業チームを編成。報酬は完全出来高制。売上分配率の基本パターンは作家33%・統括マネジャー24%・編集者7%・校正者2%・デザイナー4%というモデルだった。
Booktrope社によると、1,000近い作品を送り出すことに成功したものの、常勤スタッフ(11名)を維持できるほどの売上は期待できないとの判断から、サービス閉鎖に向けた事前作業を開始したとのこと。【hon.jp】
問合せ先:The Passive Voiceの記事( http://www.thepassivevoice.com/2016/04/booktrope-gone/ )