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オランダのRoyal Philips ElectronicsグループのiRex Technologies BV社は今月末にも、電子ペーパータブレット「iLiad」の限定販売・出荷を開始する。
iLiadは同社が昨年に発表したペン入力式の小型ドキュメントビューワー機器で、Ethernet/802.11gワイヤレスLANを使ったネット接続にも対応済み。ディスプレイ部に米e-Ink社のモノクロ電子ペーパーディスプレイ(1024×768ピクセル)とワコム製のペン入力層を採用したことで、低電力とペン入力の両方を実現している。
CPUにはIntel製の400MHz型X-Scaleプロセッサを採用。ユーザーはこのiLiadを使うことで、外出先でもPDF/TXT/XHTML形式のドキュメントを閲覧したり、それに対してコメントを入力することができる。また、iLiad専用のコンテンツ配信システムであるIDS(iRex Technologies Delivery System)経由で、提携会社のコンテンツやソフトウェアアップデートをネットから直接受け取ることができるとのこと。
なお、当面は欧州向けに限定数がB2B用として出荷され、価格は649ユーロ(10万円弱)。コンシューマー専用版は9月以降の発売を予定している。
【関連サイト】
iRex Technologies社「iLiad」の外観紹介サイト(英文)