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電子書籍販売サイト「eBookJapan」(10月1日付けで10daysbookから名称変更)を運営するイーブックイニシアティブジャパンの販売実績が急増している。9月期のダウンロード数は、前年同月比108・3%増の7万5000件で、今年3月期の5万件と比較して5割増。人気コミックの『北斗の拳』が8〜9月の2ヵ月間で合計2万冊を販売したことが大きな要因だ。同社が扱う電子書籍のタイトル数は約6000点だが、絶版本など、実際の書店で入手できないコンテンツを揃え、既存書店と差別化している。
同社の売上高はサービス開始当初の2002年1月期が1100万円、2003年1月期は4300万円、2004年1月期が1億3000万円で推移。今期は通年で3億円の予算計上をしており、7月中期時点で約1億円をすでに達成している。
年間ダウンロード数は、サービス開始当初の2002年1月期が年間2万9000件。これに対し、2003年1月期は8万4000件(月間平均ダウンロード数7000件)、2004年1月期は27万3000件(月間平均ダウンロード数2万2700件)。今期は9月末現在、37万8000件(月間平均ダウンロード数4万2000件)あり、現時点で前年の通年実績を超えている。
同社のサイトは一般書を扱う総合図書館千夜一夜のほか、週刊ポストの「Digitalポスト」、少女漫画の「金の靴」、女性写真集の「ダイナマイツ」、青年漫画の「漫画網羅」に細分化されている。各販売窓口ごとにメルマガを発行。のべ発行部数は19万部となっている。
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