中国の電子書籍業界、出版社の免許制が仇となり、廃業リスクを恐れて誰もコンテンツ制作に参入せず

noteで書く

《この記事は約 1 分で読めます(1分で600字計算)》

【編集部記事】中国のインターネット事情を専門にする英字ニュースサイト「Danwei.com」で、中国国内の電子書籍業界事情に関する興味深い記事が掲載された。

 同記事では、英Penguin社の中国支社Penguin ChinaのJo Lusby氏への取材インタビューを中心に執筆。それによると、中国国内では現在約10社の端末メーカーと20種類の電子書籍ファイルフォーマットが入り乱れており、全国で1日あたり2,500台程度しか売れていないとのこと。

 その原因として出版社・新聞社の免許制度があり、個人による出版はもちろんとのこと、出版社を起ち上げたくても政局の変化でいつ免許が剥奪されるかという事業リスクをみんなが恐れ、コンテンツ不足の原因になっているとしている。結果、中国の電子書籍市場も“黒船到来”をひたすら待っているような状況にあるという。【hon.jp】

問合せ先:Danwei.comの記事( http://www.danwei.com/everything-under-heaven-is-in-chaos-chinas-digital-publishing-market/

noteで書く

広告

著者について

About hon.jp Staff 7938 Articles
株式会社hon.jp(2018年3月31日で解散)スタッフによる記事のアーカイブです。ニュースメディア「hon.jp DayWatch」はNPO法人HON.jpが事業継承し、2018年10月1日より「HON.jp News Blog」へ名称変更、リニューアルして運営しています。リンク先が消えている場合は、Wayback Machineなどを利用すると、当時の記事が掘り出せるかもしれません。