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【編集部記事】現地報道によると、米国の作家団体The Authors Guild(本部:米国ニューヨーク州)などを含む米・英・豪・加4カ国の作家団体連合が現地時間9月12日、書籍スキャン作業などを行なっている主要大学を相手に訴訟を起こしたとのこと。
今回訴訟の対象となっているのがミシガン大やカリフォルニア大など電子図書館プロジェクト「HathiTrust」の参加大学。The Authors Guild側の主張によると、各大学はGoogle社がスキャンした700万冊分の書籍スキャンデータを無断でHathiTrust運営下のサーバーで管理しており、年内にも学生に無料閲覧させる計画が進行中とのこと。プレスリリースによると、日本の村上春樹氏や大江健三郎氏の作品などもスキャンデータの中に混じっている模様。
ちなみに米国では今週、Google Book Search和解問題に関する修正進捗報告会がニューヨーク連邦地裁で開催されるため、今回の訴訟はそれに関連している可能性がある。【hon.jp】
問合せ先:米Authors Guildのプレスリリース( http://www.authorsguild.org/advocacy/articles/authors-3.html )