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思春期の苦くて甘い心情を、独特のモチーフで、鮮やかに、どこかポップに描き出すデビュー作。
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書誌情報や表紙は本稿執筆時点のものであり、刊行時には変更されている可能性がありますのであらかじめご了承ください。
プルースト効果の実験と結果
佐々木愛/文藝春秋
内容紹介
「自分には何も無い」という漠然とした焦り、「自分の居場所はここではない」という苛立ち。痛々しい自意識過剰、空回る都会への憧れ、思い通りにいかない初恋―― 思春期の苦くて甘い心情を、独特のモチーフで、鮮やかに、どこかポップに描き出すデビュー作。
青春真っ只中の若者にはもちろん、思春期を通り過ぎてきた大人たちにこそ刺さるであろう恋愛短篇集。収録作「プルースト効果の実験と結果」は、書評家・杉江松恋さんが「2018年における恋愛小説短篇のベスト」と絶賛した注目作です。
おすすめコメント
稀にみる激戦だった2016年オール讀物新人賞受賞作が、同時受賞の嶋津輝さんとともに書籍化。オール讀物新人賞が2作同時に単行本化するのは異常事態。史上初と思われます。担当編集者が「2人とも15年の文芸編集者生活の中でも、抜群の新人」と語る、大型新人です。
短編1編だけでもよいのでぜひともご一読いただき、感想をお寄せください。新人のデビュー作ゆえ初版部数は多くありませんが、応援いただけたら幸いです。社内では佐々木さんは山内マリコさんを髣髴とさせるような作風との評判です。
出版情報
発行形態:ハードカバー
ISBN:9784163910901
税抜価格:¥1,500 (JPY)
ジャンル:文芸小説
刊行日:2019/09/10
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