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【編集部記事】ロイターの現地報道によると、フランスの大手書店チェーン5社は現地時間の13日に記者会見を開き、共同の電子書籍販売サイトを立ち上げる計画を明らかにし、ミッテラン文化相に多面的な援助を要請した模様。
報道によると、この計画に参加するのは大手量販店のFnacやVirgin Megastoreなど5社で、AmazonやGoogleなど米国勢に対抗できる総合サイトの構築の必要性を訴えている。フランスでは昨年末、サルコジ大統領を筆頭に「独自文化の保全」を名目に書籍電子化事業に大型予算をつけることを発表。これを好機ととらえ、今まで無言を貫いていた大手書店チェーン側がさっそく“文化保全”を名目に、電子書籍市場への緊急参入を発表したかたちとなる。
仏政府および大手出版各社は、小売側による想定外の“相乗り圧力”にかなり困惑している模様だ。【hon.jp】n
問合せ先:Reutersによる報道( http://www.reuters.com/article/idUSTRE60C4EO20100113?type=technologyNews )